The Musical Day 〜Heart to Heart〜(無観客ライブ配信)
概要
「The Musical Day 〜Heart to Heart〜」
2020年12⽉13⽇(⽇)OPEN 17:00/START 17:30
アーカイブ視聴終了 12月16日(水)23:59(上演時間2時間弱)
オフィシャルサイト:http://www.the-musical-day.com
俳優 上⼭⻯治さんが発起人となった新しいスタイルのミュージカルフェス。
会場ブルーノート東京(BLUE NOTE TOKYO)は無観客。(出演者のみが観客)
視聴は動画配信 PIA LIVE STREAMとStreaming+。
「ありのままの想いを、歌に乗せて届ける。
ミュージカルには、歌やダンスを通じて、
観る人とダイレクトに感情を分かち合えるチカラがある。
Face to FaceでなくてもHeart to Heartにコミュニケーションできるエネルギー。
それを今こそ届けていきたい。
私たちが信じているこのチカラをもっと多くの人と分かち合うために、
ミュージカルをもっと気軽に身近に。
私たちの等身大の姿のまま、いまそこにある想いを歌にして、繋がりあう。
さぁ、ミュージカルを楽しもう。」
コロナ禍でのこのメッセージが響きます。
セットリスト
1.You've got a friend(ミュージカル「beautiful」より)/ 宮澤エマ
2.僕こそ音楽(ミュージカル「モーツァルト!」より)/ 西川大貴
3.陽ざしの中へ(ミュージカル「ノートルダムの鐘」より)/ 海宝直人(収録)
4.キッチュ(ミュージカル「エリザベート」より)/ 上山竜治
5.サイエンス・フィクション,ダブル・フィーチャー(ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」より)/ ROLLY
6.Stars(ミュージカル「レ・ミゼラブル」より)/ 尾上松也
7.JOYFUL,JOYFUL(「天使にラブソングを」より)/ 平原綾香
8.WRITTEN IN THE STARS(ミュージカル「アイーダ」より)/ 平原綾香&上山竜治
9.A Whole New World(ミュージカル「アラジン」より)/ 宮澤エマ&井上芳雄
10.I Got Rhythm(ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」より)/ 井上芳雄(タップ:西川大貴)
11.Fly Fly Away(ミュージカル「Catch me if you can」より)/ 大原櫻子
12.明日への階段(ミュージカル「ルドルフ The Last Kiss」より)/ 井上芳雄
13.ワン・デイ・モア(ミュージカル「レ・ミゼラブル」より)/ 全員(井上芳雄以外)
※アルファベット表記の楽曲は英語歌唱です。
出演者等
<Performer>
井上芳雄、大原櫻子、尾上松也(収録)、海宝直人(収録)、上山竜治、西川大貴、平原綾香、宮澤エマ、吉原光夫(特別出演)、ROLLY(Special Guest)
<Support Vocal>
伊藤広祥、塚本直、真瀬はるか
<The Musical Day SPECIAL BAND>
ただすけ(Piano&Keyboards)、伊藤ハルトシ(Guitar&Cello)、木村将之(Bass)、福長雅夫(Drums&Percussion)、庵原良司(Saxophone)
<企画>上山竜治
<音楽監修>本間昭光
感想
とっても楽しかったです。まさしく「ミュージカルを楽しもう」。出演者も楽しんでいるのがよく分かる。
Blue Noteという場所の力、客席は仲間ばかり、お客さんは全て配信視聴者というのが重なりあって、生まれた雰囲気が新しくて、わくわくしました。
役として歌ったことのある楽曲はもちろん、それだけじゃなくて、皆さんが選曲した理由を語りながら歌うのが楽しい。
上山さん、ぐだぐだなのに、思いだけはしっかり伝わる。稀有な人。
第2回もぜひしてほしい。
(以下、流れのままに)
いくつか配信観ましたけど、全画面表示でも画質が良い、綺麗。
出演者が正面の真ん中からカメラに背中を向けての登場が面白い。
楽曲1.エマさん声が綺麗だけど、英語詞だと特にそれを感じる。アーカイブ見返して、コーラスが女性2人だったんだと気付きました。
楽曲2.西川さん、歌前に上山さんに紹介してもらえず、「ご本家(?)がいるのに別の人!?」という逆境の中でしたが、めちゃくちゃ良かったです。
「しんどい人もいるけどありのままでいい」という思いで歌われたとのこと。ご本家から「そのとーりそのとーり」とコメントあり。
ここでも段取り間違える竜治さん。大貴さんとエマさんがMCみたい。
視聴者のコメント「気分はFace to Face」「最前列で観てるみたい」に、そのとーりそのとーりと思う。
収録は一発撮りというのが面白い。
楽曲3.今、歌詞が沁みる。「みんなと1日過ごせたらどんなに素敵だろう」「平凡な暮らしの幸せ、まるで気づいていない」「僕ならそんな毎日、大事にする」
楽曲4.全公演中止になり、実現しなかったルキーニ。かっこよい。いつか観られるといいな。
バンド紹介からのローリーさん。この流れ、良いなー。
「話せば長いことながら、まさに運命のいたずらというものでしょうか。それはある日突然やってまいりました。すべてが真っ暗。何も見えない。パニック!これは残された道は地獄への片道切符かと思われたところ、その一瞬に、すべてが見えたのよ。今までバラバラだったものが一瞬のうちに一つにつながったというわけ。トゥナイト、皆さんは最高に幸運なのよ。なぜならば、ウイルスの感染のリスクなく、ミュージカルを体験する夜なんですもの!」👏👏👏
楽曲5.右下に表示される曲紹介、「サイエンス・フィクション」だけだったなー。「2本立て」までが曲名なんだけど。ROLLYさんがちゃんと「SF映画の2本立て」って紹介してくれたから、ま、いっか。それにしても、「2本立て上映」見かけなくなったなぁ。
MC、ただ見つめるだけの上山さん笑
楽曲6.キーボードの方の「やー楽しかったぁ。えー1回だけぇ」が、ものすごくよくわかる。松也さん、ええ声。
楽曲7.ここで、サポートボーカル紹介。この段取りは忘れなかった、上山さん。
第九がJOYFUL,JOYFULになったんですね、初めて知りました。
コロナ禍で「(映像編集など)色んなことができるようになった。」なるほど、そんな側面があるのか。民衆の歌のソロバージョン、見てみよう。「歌つなぎ、全部受けたら40個ぐらい」、すごいな。
「民衆の歌の時、3kg痩せちゃって、お風呂あがりで撮ったから、髪がべちょべちょに濡れてて」「エマちゃんはお風呂で歌ってた。一番声が響いて上手く聴こえるから(笑)」ツッコミどころ満載。
通信の電波が遅くなっていることを上山さんに相談した平原さん。Wikipediaで調べて答えた上山さんのおかげで、これにつながったんですね。上山さんの人柄がわかります。
「上山さんのターンだけど、ここは私で行こうね。」エマさん、息が合ってきた。
井上芳雄さん登場。ここから雰囲気がさらに変わる。
皆さんからのリスペクトがすごいけど、光夫さんと間違えられたと拗ねる。イヨマンテー。
エマさん「全回転。トップギアじゃないですか」とツッコミ。
普段ツッコミ役の芳雄さん、任せられるツッコミがいるとボケまくり。
「あーやと初めて呼んだけど」「昨日夜もデュエットした」(何かなと思ったら、グリブラの収録みたいです。)
「ミュージカルの名のつくものには基本的にはかたっぱしから出たい」
芳雄「イヨマンテ―」
エマ「やめなさい」
芳雄「イヨマンテの方で大丈夫ですか」
エマ「でずにーの方でお願いします」
客席から光夫「アーホイヨー」
この流れに、もう大爆笑。
こんな中、「(何かやろうと)言い出す奴は多いけど、実現にこぎつけるのはすごい。俳優がプロデュースに参加するのは大事なこと」と上山さんのことをきちんと褒めるのを忘れないとこがさすがだなと思います。
楽曲8.英語詞、初めて聴いた。歌う前に話す段取りはなかったのに、話す二人。このアイーダも良い。
楽曲9.あの流れの中、よく歌ったな笑
歌い終わるとすぐ「誰かが進行台本持ってないと。」とエマさん。
「ちゃんとしてるなエマちゃんは。イエーイしか言ってないからね、上山くんは。」という芳雄さんに、「賑やかしっていう担当でございますので」と即座に返すエマさん。
「自分でやっておきながら、その前の流れ作りに失敗した」笑
コメントチェック係、大貴さん。ハッシュタグがトレンド入り👏👏👏
「イヨマンテのおかげかな」
上山さん「シャープTMD」
全員「シャープ!?」
楽曲10.歌とタップダンスのスペシャルセッション。
「どっちが歌でどっちがタップダンスかわからない」と言って、準備体操する芳雄さん。暗転してもまだやってる(笑)
芳雄さんの「(こういう企画を立ち上げたり、タップに秀でていたり、You Tube配信していたり)色んなタイプの俳優さんが出てきて、すごい頼もしい。」というのに深くうなづく。
「こういうライブって歌は歌うけど、踊りまでいくのは難しい。タップというのは楽器でもあるし、踊りでもある。」
楽曲11.舞台『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』の本番後にかけつけた大原櫻子さん。J-POPを歌っている時とまた違って、上手い。キム観たかったなぁ。
楽曲12.リクエストした上山さん、ありがとうございます。芳雄さんがこの曲を歌う時は後ろに真瀬さんがいてほしい。
最初の方で真瀬さんとアイコンタクトする芳雄さん。
「次の時代の扉が開く」でうなづく真瀬さん。
「あなたに従って」で熱烈な視線を送る真瀬さん。
もうミュージカル。
エマ「これですよ。」芳雄「これでした。」上山「ミュージカルを第一線で日本に広げて~」芳雄「そんな昔からやってないですよ」エマ「ファンか」
せっかく上山さんが熱く語っているのに、笑いに変える芳雄&エマ。息ばっちり。
そしてそして、このツーショットが見たいと言ったエマさん、ナイス!
芳雄さんと光夫さんが並んで立つことないですよね。
「イヨマンテ光夫です」w
同い歳だったのか。芳雄さんを「いのくん」と呼ぶ光夫さん。
光夫「すごいいじるよね~」芳雄「いじるつもり全然なかった」
(いや、いじる気まんまんでしょ笑)
と笑わせてもらいながらも
芳雄「(上山くんは)進行はちょっと忘れたりしますけど、すごいいい顔してやってるなって思って。しっかり思いと力と時間をかけて。結実するのが本当にすごい」
光夫「短いよね。24時間ぐらいやってもいいんじゃない」
芳雄「後ろの三人がからっからになるわ」即座につっこみ。だけどサポートボーカルに優しい。そりゃ、真瀬さんが明日への階段のようについていくわ。
光夫「なんとか傷跡残そうと思って頑張ってんのよ」
エマ「傷跡じゃないツメアトね」
エマ「怖い。フル回転で動いてても足りない。助けて―」
ここも大爆笑。
グッズ紹介。皆さんが来ているTシャツの色をチェックしてしまった。
白:芳雄、上山、光夫、宮澤、平原、伊藤
黒:西川、大原、塚本、真瀬
THE MUSICAL DAY SHOP (the-musical-day.com)
12月20日までの予約注文。
芳雄「(Tシャツとトートバッグ)セットで買うといくら安くなるんですか」
エマ「んーならない」
エマ「しゃべり足りないみたいなことありますか」
芳雄「ずっとしゃべりたいです」
エマ「だめです」
芳雄「ラジオでしゃべりたいと思います。聴いてください。この後夜10時からTBSラジオです」
この流れ、打ち合わせしてないですよね。二人とも頭の回転が早いなー。
そして、芳雄さんが退場した後のMCの疲れっぷり。
ここで光夫さん「多様性がある。ミュージカルとひとくくりにされてても違うよね。」と真面目なことを言って照れる。
上山さん、自分が進行わかってないことをわかってて、「曲紹介していいですか?」
で止めるエマさん。もう一人紹介を促す。
上山さん「も、もう、もう一人?」
エマさん「全てを監修して下さったあの方です」誰にでも優しいパス。
本間さん紹介。配信用の音源をチェックして下さっていたとのこと。こういうのが本当に有難いです。
楽曲13.ワン・デイ・モア。指揮本間さん。
バルジャン 吉原光夫
マリウス 西川大貴
コゼット 平原綾香
エポニーヌ 宮澤エマ
アンジョルラス 上山竜治
ジャベール 上山竜治
テナルディエ 伊藤広祥
マダム・テナルディエ 塚本直&真瀬はるか
大原櫻子さんコーラスなのはぶっつけ本番だからかな。ROLLYさんもギターで参加。
レミゼ出たことがないミュージカル俳優筆頭の芳雄さん、相変わらず列に入ってない。
もし列に入ってたら、ジャベールだったのかも。
吉原バルジャンと井上ジャベールの対決とか観たい。
前日緊張する上山さんに平原さんから「何か届けたいものがあれば緊張しないよ」
その言葉で勇気をもらったという良いお話。
終わる流れで
上山さん「以上ですね?」
エマさん「えぇ!?嘘でしょ。」「これで締めようと思ったのに」キレイに終わる流れを作ったのにね。
再度強引に終わる流れ「熱い思いをカメラに届けて終わりにしましょう」
上山さん、ぐだぐだなのに、思いだけはしっかり伝わる。でもこんな人だから、皆が一緒にやろうという気持ちになるんだろうなー。
最後、画面が切り替わってからも音声残ってて、エマさんが「すごい終わり方しちゃった」って楽しんでたのも良かったな。
迷場面も含めて、名場面ばかり。
ぜひまたしてほしいです。